新子
マダム・シンコじゃありません(^_^;)
新子と言えば、一般的にはコハダ(コノシロ)の幼魚を指しますが、高知で食した新子は違います。
新子をおろして貰っている時に、魚体を見たところソウダっぽいなと思い
「これはソウダガツオの子供?」
と、おばちゃんに尋ねたところ
「そうだ」
嘘です(笑)
お答えは「そうよ」でした。
広島ではソウダガツオを鮮魚店の店先で観かけることは有り得ません。
高知でもサバ以上に足の早い魚とされていて、何処でも食べられるものではないようです。
(サバの数倍早いと言われているらしい)
幼魚なので時期も限られます。
刺身を皿に盛りつけた後、青い柑橘の皮をおろして振り掛け、さらに半分に割って丸々一個分、惜し気もなく絞り掛けてくれます。
若い柚子だろうなと思い、柑橘の正体は尋ねなかったのですが、柚子とは違う香りと酸味。
帰宅後調べてみると
仏手柑
なんだそうです。
ん?
仏手柑って手をダラ〜ンとぶら下げたような形のじゃないっけ?
と思って更に調べると
手に似た形のものが「ぶっしゅかん」
高知のは「ぶしゅかん」
なんだとか。
高知のは餅柚と呼ばれる品種だそうです。
そういえば日曜市で仏手柑を並べている店もありましたねぇ。
日曜市といえば
「りゅうきゅう」
と書かれた植物を置いているお店がたくさんありました。
里芋の茎っぽいなぁと思いながら、購入する気はなかったので何物なのかは聞きませんでした。
これも調べたところ
サトイモの近縁種で、分類上は別種
イモは小さくて食用にならない
長い葉柄が食用になる
肥後ずいきもこれなんだそうな(^_^;)